「北星学園大学・短期大学部」のキャンパス内に新たに建設された新C館に、アクティブラーニング(参加型授業形式)に対応した最新の視聴覚設備やデジタルサイネージ設備(電子掲示板システム)などを設置しました。
あわせて、それら視聴覚設備の制御に加え、空調や照明などの設備機器の制御とエネルギー管理も一括して行う、BEMSを導入しました。
施設管理と視聴覚設備のトータル管理
BEMS
キャンパス内のどの建物にいても、BEMSのWEB画面から設備管理が可能。予冷や予熱によって快適な学習環境を提供します。
また、新C館の視聴覚設備の電源管理・制御やプロジェクタのランプ切れ把握なども、設備管理とあわせて1つのシステムで対応しています。
教務を支援するデジタルサイネージ
ホワイエ…教務システムと連携し掲示作業を効率化
デジタルサイネージでは、省エネの啓蒙活動に寄与するキャンパス内のエネルギーの見える化画面をはじめ、休講・補講案内、講演会の案内などを表示。これらの内容は教務システムと連携しており、表示のための入力手間を省き、タイムリーに情報を提供します。
見やすさ、聞きやすさ、使いやすさを実現した視聴覚設備
各教室の運用を考慮した最適な学習環境を実現
スクリーン、黒板の配置と
視認性のシミュレーション
建物の設計段階から視聴覚設備に関する音響や視認性などのシミュレーションを実施することで、各教室の建築・設備面に加えて、運用も考慮した最適な学習環境を実現しました。
音響・視覚シミュレーション
視聴覚設備は一般的に、建物竣工後に備品として取り付けるため、照明やエアコンなどと取り付け位置が干渉する場合があります。そこで今回は、建物の設計段階で、教室内のどの席からも鮮明な映像が見え、音声も明瞭に聞き取れるよう、プロジェクタやスピーカなどの位置、数量に関するシミュレーションを行い、運用を見据えたシステム構築を行いました。
フレキシブルな視聴覚設備でアクティブラーニングに対応
ゼミ室では、授業形態に合わせてプロジェクタを90度回転させることで、ロールスクリーン、ホワイトボードのどちらにも映像や画像が投影できます。
お客様の声
北星学園大学
事務局次長(当時)
小笠原 稿幸様
私たちと一緒になって使い勝手をとことん追求
建築工事と一緒にICTをお願いしたことで、私たちの要望を確実に実現できたことをうれしく思います。中でも、プロジェクタやスクリーン、音響設備については、見やすく、聞きやすい設置場所をシミュレーションして検討できました。また、それら機器を簡単に操作できるタッチパネルも、「わかりやすい」と教職員や学生から好評です。
BEMSによって、各建物のエネルギー使用量の管理が容易になりました。その成果を、デジタルサイネージで見える化することで、教職員や学生の省エネ意識の向上に役立っています。今後の運用やメンテナンスなどでも、建物の永続性を重視した、コストパフォーマンスに優れた提案をお願いしたいと考えています。