京都学園大学 京都太秦キャンパスは、“地域に開かれ、地域に溶け込み、地域と協働する知の拠点となる”を基本理念としたキャンパスです。
その建設にあたって、当社では建屋の設計、施工に加え、学校運営の効率化や教職員、学生の使い勝手の向上、地域との共生といった観点から、地域のネットワークを活用したシステムの構築や、誰もが利用しやすい最適な視聴覚設備の選定と設置といったソリューションを提供しました。
ダブルキャンパス化
京都太秦キャンパスの建設にあたっては、離れた場所にある既存の京都亀岡キャンパスと、どのようにして教育内容の統一を図るかが大きな課題となっていました。
そこで、地域の光ネットワーク幹線を活用し、京都亀岡キャンパスと連携するシステムを構築。これにより、両キャンパスで教材や学務システムなどを共有する「ダブルキャンパス化」を実現しました。
地域に開かれたホールやレストラン
約500人を収容できるホールは、イスが可動式で壁に格納される仕様。授業はもちろん、大規模な講演や地域の各種イベントにも対応する視聴覚設備を完備しており、その内容を撮影し、WEBサーバを介して映像を配信することもできます。
レストランには、活発なコミュニケーションの場となるよう、パーティーや会合、ライブやコンサートなど利用用途に対応できる視聴覚設備を設置。後方からでも舞台の様子がわかるように、補助モニタも複数備えています。
学びやすく、わかりやすい授業をサポートする視聴覚設備
どこにいても見えるようディスプレイを設置
それぞれの実習室には、室内のどの位置からもディスプレイが見えるよう、最適な設置台数、場所、角度を調整しました。
多様な授業形態に対応する視聴覚設備を導入
PC教室では、授業の規模やスタイルに合わせた2タイプを用意。アクティブラーニングルームは、運用パターンにフレキシブルに対応できるよう、最大で4面を利用した授業が可能。AV教室もディスプレイとロールスクリーンを設置し、二分しての授業展開が可能です。
お客様の声
京都学園大学
法人事務局長
石原 祐次様
ダブルキャンパス化へスムーズに移行できました
今回のダブルキャンパス化では、提案から施工まで、限られた時間と予算の中で、国内外の技術と機材をコーディネートし、必要十分なシステムを整備していただいたことに大変感謝しています。
基幹の教育システムや業務システムは変更していませんので、学生や教職員はどのキャンパスにいても、従来のインターフェースでスムーズに活用できています。現状、利用に関する問い合わせはほとんどありません。それがダブルキャンパス化への移行が成功した証拠でしょう。
今後控えている、京都亀岡キャンパスのリプレースについても、今回構築したダブルキャンパスシステムをさらに進化させて、ご協力いただけるものと期待しています。