論文紹介清水建設が発表した論文をご紹介します。

画像を利用したトンネル内空変位自動視準計測システムの開発

第71号2000年4月
竹内啓五、和田孝史、泉谷泰志、宮下国一郎、厨川弘樹

トンネル工事において、トンネルの内空形状を計測管理することは、周辺地山の安定性を把握する上で非常に重要である。近年、同計測の手段として遠隔計測が可能なトータルステーションの利用が盛んになりつつある。しかし、ターゲット視準作業は熟練を要する作業であり、測定において個人差が出やすいという問題があった。そこで、トータルステーションをベースにその視準画像を自動処理することで、計測をより簡易にかつ高精度に行うシステムを検討・開発した。同方法は計測に個人差を無くす事ができるだけでなく、将来の自動計測も実現可能にするものである。

Development of Convergence Measurement Method of Tunnel with Image Processing

by Keigo Takeuchi, Takashi Wada, Yashushi Izumiya, Kuniichirou Miyashita and Hiroki Kuriyagawa

In this paper we propose a new method for convergence measurement of tunnel. We achieve this using Electro-optical distance meter and Image processing technology. Image processing make possible to calculate correct point of target in tunnel automatically. And we can get 3-D information of target positions easily by personal computer. In experiment we verified possibilities of this method, and usefulness of user-interface of this system.

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