今年から「みどりの日」の改正に伴い、「みどりの週間」に替わり「みどりの月間」が始まります。みどりの月間は、毎年4月15日から5月14日まで。期間中は「みどりの式典」など、「みどり」に関する各種の催し物が全国で行われます。
今回の特集では、みどりの月間にちなみ、ビオトープをはじめとする当社の緑化関連技術と、当社社員による「どんぐりの森づくり」についてご紹介します。
当社の緑化関連技術
都市部では最大級 ─ 都市型ビオトープ「再生の杜」都市部では最大級(約2,000m2)の都市型ビオトープです。敷地の約3分の1が水辺で、水辺から陸地へ徐々に環境が推移する「エコトーン(遷移帯)」をコンパクトに再現し、多様な生物の生息空間を創り出しています。 自然生態系再生、資源再生、生活環境再生という3つの「再生」をテーマに、人と自然がバランスよく共存するための様々な研究や開発に取り組んでいます。 |
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万葉集に詠まれた常緑系の植物を導入 ─ 屋上ビオトープ「万葉の里」万葉集に詠まれた常緑系の植物を導入し、年間を通して緑豊かで四季折々の花や果実を楽しめる屋上ビオトープです。 現在、135種の植物と、101種の昆虫、15種の野鳥の飛来が確認されており、生物層の豊かさを実現しています。 |
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シンガポールでも展開中 ─ ユニット型壁面緑化システム「パラビエンタ」特殊な土壌とメッシュフレームからなる緑化ユニットを、壁面に固定するシンプルなユニット型壁面緑化システムです。軽量化と施工性の向上による低コスト化を実現するとともに、緑による自由な壁面デザインを可能にしました。 昨年の秋に、シンガポールのサンテック国際展示場にて開催された「エコプロダクツ国際展2006」に出展。 また、今年1月には、N-parks(シンガポール国立公園庁)の新設公園「Hortpark」内の壁面に設置されました。 |
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仮想体験しながらビオトープの計画づくり ─ 自然景観シミュレーション「ビオナビ」ビオトープ計画におけるコンセプトを明確にし、コンセプトに沿った完成後の景観イメージや経年変化などを視覚的にご提案できるビオトープ計画シミュレーション技術です。 お客様のご要望を対話形式により引き出し、当社の保有技術を用いて計画に反映させることで、計画からメンテナンスに至るまで、すべてにご満足いただける最適なビオトープ計画をご提案します。 |
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社員が集めたドングリで手作りの森づくり
当社技術研究所では、東京や千葉、埼玉など関東圏にある公園で拾い集めたドングリを用いて、敷地内に「どんぐりの森」をつくる活動を2005年秋から進めてきました。
社員有志とその家族により拾い集められたドングリは、各家庭で約1年半かけて苗木まで育て、今年4月に予定地へと植樹されました。技術研究所では、この活動を通じて従業員の環境意識の啓発・向上を図るとともに、地域の緑の充実や都市のヒートアイランド現象緩和等に少しでも貢献したいと考えています。
■活動の詳細
目的 |
・従業員の環境意識の啓発・向上 |
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内容 |
・平成17年 夏… ・平成17年10月… ・平成17年11月~… ・平成19年4月… |
規模 |
・参加者…職員とその家族約90人 |