地震のアレコレについて、特集してみました。 皆さん、ちょっと勉強してみませんか?
どうして日本は地震が多いの?
日本は世界有数の地震国で、体に感じない地震を含めると毎日どこかで地震が起きています。世界で起きた地震のうち10分の1が日本で起きています。
地球の表面はプレートと呼ばれる岩盤でおおわれ、大きなものが10数枚集まっています。それぞれ年間に数cm移動し、プレートがぶつかったり、離れたりする境界で地震が多発しています。日本は4つのプレートが集まった場所にあるために、大きな地震がよく起こります。
どうして地震が起こるの?
プレートの境界で起きる地震: プレートが長い年月をかけてもぐりこんでいくと、今度は戻そうとする力が働いて、勢いよく元に戻ることで地震が起こります。
プレートの内部で起こる地震: プレートが押したり引き合ったりして、弱い岩盤が破壊され、ずれが生じることで地震が起こります。
マグニチュードって何?
地震の大きさ、規模を表す尺度がマグニチュードです。Magnitudeの頭文字をとって「M」で表します。マグニチュードが1大きくなると地震のエネルギーは約32倍、2大きくなると約1000倍にもなります。
震度って何?
震度は地震が起きた時の、ある場所での揺れの強さ(度合い)を表わしたものです。同じ地震でも、場所によって異なり、震源に近いほど揺れは激しく、震度は大きくなります。
日本では気象庁震度階級に基づき分類しており、平成8年度に改正し、震度5と6を“強” “弱”に分け10階級になりました。
震度階級:0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7 |
地震はどう伝わるの?
地球内部を伝わる地震波にはP波(縦波)とS波(横波)があり、この他に地球の表層だけを伝わる表面波があります。
それぞれ伝わるスピードが違うため、通常の地震はP波によりガタガタと小刻みに揺れた後、S波によりユサユサと大きく揺れ、最後に表面波が到達します。 このP波とS波の到達時間差を利用したのが、「緊急地震速報」です。
津波はどうして起こるの?
津波は世界各地でも「TSUNAMI」と言います。昭和8年の三陸沖地震による津波被害をはじめ、度重なる日本での津波被害が世界に伝えられて、津波という日本語が国際共通の用語になりました。
津波は地震によって海底が上下に動き、その動きが海面に伝わって起こります。津波が伝わるスピードは海が深いほど早く、津波の高さは、浅いところや入り江で急に大きくなります。