2009.05.11

テクニカルニュース

環境

自由にデザインできる緑のカーテン 緑化フェンス「パラビエンタF」

当社は、ビルの壁面を緑でデザインできるユニット型壁面緑化システム「パラビエンタ・シリーズ※1」に、フェンスを緑化する新製品「パラビエンタF」を加え、ラインナップを充実させました。

パラビエンタFは、軽量で耐久性に優れたアルミフェンスに特殊な土壌「熱融着培土※2」を挟み込むだけで、本格的な緑化壁を簡単に設置できるシステムで、高さ2m程度の緑化フェンスとして使用できます。

建物入口やアプローチなどのイメージアップはもちろん、モニュメントや目隠し壁として、デザイン豊かな緑のカーテンを自由にデザインできます。

設置後のデザイン変更も容易なため、商業施設などでは季節やイベントに合わせてデザインを変えることが可能です。快適な屋外空間を演出するとともに、企業イメージの向上にも貢献します。今後は、オフィスビルや学校、マンション、商業・生産施設向けに販売していきます。

ビル壁面を自由にデザインできるユニット型壁面緑化システム(詳細はこちらへ

特殊な繊維と土壌を混合加熱して固めた熱融着培土(詳細はこちらへ

●パラビエンタFの特徴

  • 軽量なアルミフェンスと熱融着培土の組み合わせにより大幅な軽量化を実現。
  • 様々な植物を植栽して自由に壁面をデザインすることができます。また、設置後のデザイン変更も容易です。
  • 快適な屋外空間を演出し、企業イメージの向上に貢献します。

本格的な緑化フェンスを簡単に設置

本システムは、支柱、横桟、二重メッシュからなるアルミフェンスと、二重メッシュの間に挟み込む熱融着培土から構成されます。

厚さ5cmの熱融着培土を使用しており、片面・両面とも植栽可能です。フェンス全面はもちろん、部分的に緑化して通気性や採光を確保することもできます。また、潅水チューブとタイマー、施肥装置を組み合わせることで日常メンテナンスの省力化を図ることも可能です。

■施工手順

施工は、通常のアルミフェンス設置作業に、培土の組み込みと植物の植栽が追加されるだけです。


(1)基礎への支柱設置


(2)二重メッシュの設置


(3)熱融着培土の組み込み


(4)植物の植栽


(5)施工完了


施工から約半年後の状況


大規模フェンスの場合、温度抑制に加え、騒音低減にも効果

大規模なフェンスをつくる場合は、コンクリート壁に比べて、温度抑制効果を期待できます。 緑化ユニット培土と植物の蒸散効果により、夏の昼間に40〜50℃に上がる壁面温度を30℃前後に抑制することができます。


緑化フェンスの熱画像

防音壁に使用される厚さ5cmのグラスウールと同等の吸音効果を有しており、道路に面した施設の自動車騒音対策にも有効です。